【ブログ】大一番vs大阪大谷大学
「大一番」
関西学生リーグ後期第9節、相手は京大より1つ順位が下で降格圏の大阪大谷大学。勝ち点差は2であり、京大は負ければ降格圏に、勝てば残留に大きく近づくという大一番の試合。文字通り、絶対に負けられない試合である。
starting lineup
宮田 土地 寺迫亮 北川 小原 井ノ上 日置 中島 渡辺 小林 山口
sub
小川 宮尾 田中信 松本 寺迫琢 武田 田中魁 古家 戸村
前半キックオフ。
開始直後、相手のシンプルなロングボールに対して、上手く跳ね返せず、数本のシュートを放たれる。しかし、しばらくすると、京大がボールを落ち着かせ、試合をコントロールする展開が続く。
15分、押し込んだ右WG北川からのバックパスを受けた小林が、ゴール前へセンタリングをあげるが、FWの選手とは合わず、ゴールとはならない。
続く21分、サイドチェンジでボールを受けた右WGの北川がカットインし、ゴール前に浮き球のスルーパスを入れるが、これも味方とは合わない。
ブロックを敷いてくる大阪大谷大に対して、ボールを支配するも、なかなかシュートを打てず、苦戦した状態で前半が終了。
後半キックオフ。
序盤は、互いにシンプルなプレーを選択し、少しオープンになるが、5分経過すると前半同様、京大がボールを支配する展開が続く。
52分、自陣から繋いだボールが、右WGの北川に渡ると中央にいる井ノ上はパスを受けてワンタッチで山口に落とす。井ノ上は、そのリターンパスを受けるとゴール前でフリーの渡辺に浮き球でパスを出すが、放たれたシュートはゴールの上に外れてしまう。
ボールを保持するが、相手のブロックを崩せず、シュートまで打てない展開に、焦りも感じはじめた67分、京大に待望の瞬間が訪れる。自陣でフリーでボールを持っていたCBの中島は、背後に走り出した井ノ上の前にロングボールを送る。これに反応した井ノ上は、GKの頭上を越える鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らす。(1-0)
先制点を取り、試合を優位に進めたい京大は、負傷した山口に代えて、宮尾を投入する。
そして75分、ピッチ中央でボールを奪い返した京大は、FW寺迫亮がボールを収めるとサイドに流れた土地へパスし、ファーサイドでフリーな渡辺にセンタリングをあげる。しかし、ヘディングで放たれたシュートは相手にブロックされてしまう。
その後も試合を優位に進める京大は、83分、井ノ上と寺迫亮に代えて、松本と田中魁を投入し、試合を締めにかかる。
試合終盤は、相手のロングスローやCKが続いたが、高い集中力で跳ね返し、試合は終了。(1-0)
残留をかけた大一番の試合に、勝利した京大。3連勝の勢いのままに、残りの2試合も勝利したい。