【KIU BLOG】仲間
京大サッカー部に入部して3か月が経った。
入学当初抱いていた経済学への関心が失われ、授業に出席することも少なくなった僕だが、サッカー部での活動のおかげでとても充実した日々を送れている。
他に熱中している趣味を持っていない僕にとって、サッカーは大学生活における唯一の生きがいだ。
サッカー部に入っていると、
「そんなにサッカーが好きなんだね」
と言われることがある。
サークルという選択肢もある中で、ろくに遊びにも行かず週6でサッカーをしているのを見れば、そう思って当然だろう。
しかし、僕はただサッカーをすることが好きなわけではないように思う。
高校時代の体育のサッカーはあまり楽しくなかったし、友達と個サルに行った時も楽しむことはできなかった。
周りの人がボールを蹴って盛り上がっている中でその輪に入れず、疎外感を覚えることさえある。
小さい頃から感情の起伏が少ない僕は、ただボールを蹴ってゴールを目指すだけでは楽しく盛り上がることができない。
僕はサッカーそのものが好きなわけではないのかもしれない。
ではなぜ僕は、今サッカー部に入ってサッカーに熱中できているのだろうか。
それは、ともに勝利を目指して闘う仲間がいるからだろう。
京大サッカー部には多くの人が所属している。
関わり方は人それぞれであるが、一人一人がチームの勝利のために全力で闘っている。
その闘っている姿を見ると、「この人達と勝ちたい」と思わずにはいられなくなってくる。
仲間がいるから、僕はサッカーに熱中できる。
仲間の存在が、僕1人の力では創造し得ないほどの熱量を引き出してくれるのだ。
サッカーに熱中する最後の機会になるであろう4年間。
仲間たちと多くの歓喜をともにできるよう、日々成長していきたいと思う。
1回生 プレイヤー 中島大翔