【部員ブログ】競争社会からの解放
一体どこまで上を目指せば良いのだろうか。
中学生の時、ただただ音楽を楽しみたくて吹奏楽部に入った。
でも、いざ入部すると「コンクール入賞」を掲げられ、ほぼ週7で朝練、午後練、土日は一日練習をこなし、先輩や先生から厳しい指導を受ける日々。
今までの人生で一番忙しい時期だった。楽しさよりしんどさが上回っていた。
頭が良かったので高校は県で一番の進学校に進んだ。
すると、もちろんそこで終わりではない。1年生のころから「東大!東大!」長期休みの前には勉強集会なるものが開かれ、一日●時間勉強目標!と刷り込まれる。
一浪して、やっと勉強で上目指せよ生活から解放された。
大学1,2回の束の間の休息を経て、もう競争は終わりかと思っていた矢先の就活。
上へ、上へ、、さらに上へ
一体どこまで行けば良いのか、どこまで求められるのだろうか。
今年になって初めてトレーナーの後輩が出来た。
下級生の頃は、先輩方の元、自分がトレーナーとしてどんどん成長していくことに喜び、達成感を感じていた。
しかし、後が短くなっていつの間にか自分に残された大きな使命は後輩育成だと考えるようになった。
仕事をどんどん後輩に任せ、いつ引退しても大丈夫にしよう、と思った時期があった。
もちろん大事な考えだ。
だが、後先が短いからと言ってトレーナーとして成長しようとするのをやめると、途端に部活がつまらなくなってしまった。
まだ下級生のつもりで学び続ける。
その姿勢が人生をイキイキと生き続けるコツなのかもしれない。
求められるから頑張るのではない。
「上を目指す」という言葉もしっくりこない。
純粋に自分の可能性の大きさを感じられた方がワクワクする。
そちらの方が楽しい。
だから、最後まで自分はどこまでやれるのか、可能性を広げるべく動き続ける。
最後のブログでした。
本当は面白い文章を書いて一笑いかっさりたかったのですが、私のセンスでは手が届きませんでした。
この悔しさをバネに今後、ギャグセンの方も磨いていきたいと思います。
4回生トレーナー 高橋晴菜