ヘッドコーチインタビュー
今回はヘッドコーチ・堀井美晴へのインタビューです。
ぜひ最後までご覧ください!
堀井美晴氏
静岡県藤枝市出身。藤枝東高校卒業後日本サッカーリーグ(JSL)ヤンマーディーゼルにてプレーし日本代表にも選出。引退後はJリーグセレッソ大阪、ガンバ大阪、川崎フロンターレ、ジュビロ磐田にてスカウトやコーチ、監督として活躍。JFA公認S級コーチ。
質問1 京大サッカー部からオファーを受けたとき、どのように思われましたか?
驚きました!京大サッカー部のOBの方々とヤンマーのOBチームは以前から交流がありましたが、伝統ある京大サッカー部を指導できるとは思ってもいませんでした。
質問2 オファーを受けることを決意した理由は何ですか?
サッカーの指導は自分の仕事だと思っています。競技スポーツとしてのサッカー指導に飢えていたことが理由の一つです。また、10月に大阪の仕事現場に3人の京大サッカー部の部員が来てくれました。私がどんな人物なのか会いに来てくれただけなのに、18:00から3時間もサッカーの話を聞いて帰って行きました。このときに、「勝ちたい」というやる気を感じたことも理由の一つです。
質問3 京大サッカー部で実現したいことはありますか?
サッカーのスキルと思考能力を高めていきたいです。各個人の能力を最大限に引き出し、磨き上げ、目指す結果を出せるようなチームを作っていきたいです。
質問4 京大生の印象や雰囲気はいかがですか?
想像通りでした。飲み込みが早く、親しみやすいです。まぁ、テスト期間中は練習を休むと思っていたら、全員が普段通りの練習をこなしていることは予想外でした。サッカーも勉強と同等で、全員が強い意気込みを持っていると感じました。
質問5 選手に最も強く求めることは何ですか?
「自分の本当の力を出す」ことです。サッカーはいくつになっても上達します。クリエイティブな能力、イマジネーション豊かなプレイ、予知能力、それぞれを向上させることを求めます。全力を出せる選手は信用でき、アグレッシブに戦える選手は結果に繋がります。だからこそ、全員に常に上を見てプレイすることを求めていきたいです。
質問6 今まで印象的だった選手は?
日本人ではまず、杉山隆一さん、釜本邦茂さん。1960-70年代の日本サッカーの看板選手です。杉山さんは左ウイング、釜本さんはCF。杉山さんとはライバルチームとして、釜本さんとはヤンマーの同僚として14年近くプレーしました。釜本さんら強烈な個性と点取屋としての能力がずば抜けていました。次にセルジオ越後さん。神戸中央球技場でヤンマーと藤和不動産(現、湘南ベルマーレ)との対戦で絶妙なパス、目を見張るフェイント、凄いの一言でした。
そして名波浩。クリエイティブな能力を持った選手。初めて見たのは彼が小学6年生の時でした。実家に帰ったときに、たまたま試合を観戦しました。そのとき、「こいつ凄い。」と思ったことを覚えています。左足から繰り出すパスは絶妙。
外国人ではペレとクライフです。説明するまでもないですね。2人とも少しだけ一緒にサッカーをしたことがありますが、やってるサッカーが異次元でした。
質問7 好きなクラブは?
セレッソ大阪、ガンバ大阪、川崎フロンターレ、ジュビロ磐田。これらは自分が過去に在籍したチームです。愛着があり、魅力あるチームであり続けてほしいと強く思います。
最後に、部員、京大サッカー部ファンへのメッセージをお願いします!
指導を、始めて約1ヵ月。「選手の理解力は凄い」と感じています。
良い選手は①テクニック(スキル)②サッカーでの頭の良さ③人間性④スピード。スピードは単に走る速さと敏捷性だけではなく、判断の速さが求められる。サッカーの試合では、様々な状況の中で良い判断をしなければなりません。答えは一つではなく、選手は幾つかの方法の中で最善なやり方が選べないと試合には勝てません。練習では、思考能力のアップをテーマとし能力を高めます。
半年後には個々の能力を上げ、更に強いチームを目指します。
京大サッカー部サポーター、OBの方々へ。
今年度、京大サッカー部を指導することになった堀井です。
個々の良さを出し、勝利を目指します。毎試合全力で闘います。今年も変わらぬ応援宜しくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
昇格に向け、チーム一丸となって尽力して参ります。今シーズンも応援、よろしくお願いいたします!