【部員ブログ】個性
部員ブログもとうとう二回生最後である自分に順番が回ってきました、こんにちは、山本耕平です。
これまで同期みんなのブログを見てきましたが、それぞれ個性のある素敵なブログを書いていて、感心させられました。自分もそんな文章がいつか書けるようになりたいものです。
さて、自分の歴史ということで、21年間の人生を振り返ってみました。
しかし、まっちや陸のように趣味にのめりこんだこともなければ、杉坂みたいな「違い」の存在になれたこともなく、啓史のように強豪校にいたこともない。
柚香のようにまっすぐ全力でいられたこともなければ、拓伸のようにキーパーをしたこともなく、優雅ほど地元愛が深いわけではない。
翔くんのように大怪我に苦しんだこともなければ、真生のようには「魅せ」られないし、野村のように忘れられない歓喜の瞬間もない。
晋太郎のような父親との素敵なエピソードもなければ、悠誠のようにサッカーの原点があるわけでもなく、俊哉ほどのカルチャーショックもうけたことがない。
海斗のような愛されるいじられキャラだったこともなければ、慎吾ほど「誰か」を好きになれないし、正村のように人生における選択を意識したこともなく、森橋のように引っ越しを繰り返したこともない。そんな無個性な人生でした。
同期をはじめ、サッカー部の人たちは、自分が持っていない個性を持っていて、一人ひとり異なる価値観を持っています。サッカーという競技を通じて、他人の考えに触れ、刺激を受けることは人生においてかけがえのない経験になると信じています。
これらはサッカー部に限った話ではないのですが、共通の好きなことに全力で向き合える仲間は、人生の中でも大切な存在だと僕は思います。
話を僕自身に戻すと、上記の通り、自分に何か特別な個性があるとは自分では思えませんが、今振り返ると、周りの環境には確実に恵まれていたなと感じます。
サッカーでは、小学校のころから圧倒的に自分より上手い人たちがいて、それにつられて自分自身も成長できたし、勉強でも、幼稚園から予備校までずっと一緒だった賢い友達がいて、彼に負けたくないという思いから必死に勉強できた。
高校時代には、自分も周りも大人になっていくなかで、人間関係の難しさをちょっと学んだし、浪人時代には、人生の厳しさをちょっと知ることができた。
生真面目な両親は、少しうるさく思うこともあるが、愛情をもって育ててくれたし、多くのことに協力してくれた。
これまでは環境に身を委ねるだけで、良くも悪くも大抵のことはなんとなく上手くいっていたように思います。つまり、今までの僕の個性は、「周りの環境に恵まれていること」だったと、今振り返るとそう思えます。
ただ、現在の部活内での位置づけ、建築学科での成績を考えると、能動的に武器となる個性を獲得し、自分の能力を高めていく必要があるとも感じています。そう遠くない未来に社会人になる自分に、今、誇りを持てる個性がないことを不安に思うこともあります。
来年、再来年の部員ブログを書くころまでには、何か自信をもって言えるような個性を一つでも獲得することを目標として、日々精進していこうと思います。
本当に拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
2回生プレーヤー 山本耕平