【KIU BLOG】右足
僕の人生は何においても常に左足だった。
球を蹴るのもそう、まぁそのくらいだが。
左利きであったおかげで何かと重宝され、小中高と置かれた環境のレベルは自慢できるようなものではないがレギュラーでやってきた。そんな環境に満足して、右足の練習をほとんどしてこなかった。
そのつけが最近ついに回ってきてしまった。
慣れない人工芝で左足だけでしか蹴っていなかったため、僕のサッカー人生、ずっと軸足として僕を支えてきた右足を負傷してしまった。
リハビリ期間に僕は右足のことを考えた。僕が活躍しても日の目を浴びるのは左足だけ、右足は自分が輝くこともないのにただひたすら支えるだけだったのだと。
右足がないと左足は輝かない。
大事なことを思い出さしてくれるいい機会だった。
僕たちは今、コーチやマネージャー、さまざまな人に支えられてサッカーができている。
僕が輝けるのも支えがあるからである。そのことを当たり前に思わず、日々感謝して右足を磨き、両足が輝くそんなプレーヤーに成長したい。
1回生プレーヤー 松澤夏生