【部署ブログ】スカウティング班
部署紹介第一弾は強化部の スカウティング班 です!
今回は田中雄大(4回生、左上)、山本耕平(3回生、左下)、松島昴太郎(2回生、右下)へのインタビューをお届けします。
――――――――― スカウティング班 の仕事内容は?
松島:俺ら(二回生のスカウティング班)がやってることって偵察を割り振ること。
山本:俺もそうっすね。
田中:今まで首脳陣が偵察動画を見ていたからそんな感じよな。今年からはリーグ戦で次に自分たちがあたる相手の試合をビデオで撮ってきてもらって、それを班員で分析するようになった。もちろん首脳陣も関与するけど基本的にはスカウティング班主体でやるようになってこれが主な仕事内容かな。あとそれに付随して練習、例えば紅白戦とかのフィードバックも行う。
―――――――――スカウティング班の活動目的は?
田中:主な仕事は偵察なので、あらかじめ敵の弱点やストロングポイントなどの情報を知る。このような情報を把握しておくことで試合を優位に進めるようにすることが目的であると同時に、日々のフィードバックを通じてチームの強化に直接貢献すること。
―――――――――どうしてスカウティング班に入ったか?
山本:俺はドラフト制で入ったから、正直なところ指名されたから入ったっていう部分が大きい。
田中:実際そうよな。俺も先輩に興味ある?って聞かれて興味ありますって言ったらスカウティング班になったから実際そうやねんな。耕平は志望してた?
山本:いや、俺は何もなくて、夏の合宿で寝てたら部屋に先輩が来て、「耕平スカウティング班入ったわ」って言われて、入ったんやってなりました。事前に何もなかったです。
田中:そうなんや(笑)。昂太郎は最初から志望してくれてたやんな?
松島:なんとなく面白そうだなって思いました。そんなに深い理由はなかったっす。
田中:まあ、そうよな。スカウティング班って一番サッカーのプレーに近い部署やからそこで面白さはあるよな。試合を見たり分析したりっていうのはサッカープレーヤーとしては中には興味がないという人もいるだろうけど、興味がある部分ではあるよな。自分はやってもいいかなって思ったのはそういう理由もあるかな。今の二回生、一回生はスカウティング班志望したときは結構分析メインでやりますみたいな感じていてくれてるよな。(山下)裕大とかもそんな感じでいてくれてるやろうし。スカウティング班って名前かっこいいからな。(笑)
松島:名前だけですからね。今までビデオ撮影管理団体でしたもんね。
山本:うん、今年は頑張りましょ。
田中:うん、頑張りましょう。
松島:スカウティングしましょう。
―――――――――どういったところにやりがいを感じるか?
山本:これからですよね。
田中:これからどういうことを期待できるかって言いう感じでいいかな?
山本:一番メインであるリーグ戦で、分析して分析したことがちゃんと勝利につながるっていうことをやりがいとしていきたいです。
田中:それは絶対的にそうやわ。完全に直結する部分やと思うわ。
松島:それって実際難しくないですか?分析したからっていう因果関係が確実にあるわけじゃないから。
田中:そうやね。実際違うこともあるし。でもたぶん多少なりとも影響はあるというか、プラスに働くといことがあるとおもうけどな。
松島:そうですね。
田中:そうやって分析する目が付けば試合中でもその能力は発揮されるから、いざ試合出た時にそういう面でリーダーシップをとってできるのはやりがいの一つというか、やっててよかったなと思う瞬間であるかもしれんな。俺とか昂太郎とか、耕平も(ポジションが)後ろやからコーチングするときとか結構俯瞰してへんと言えへんこととか多いから、そういうのってほぼほぼ試合中に分析してるのと一緒やから近しいものはあるんかなって思う。昂太郎はやりがいある?
松島:やっぱり勝つっていうところです。
田中:勝利に貢献するっていうのが目に見えてわかりやすい部署ではあるかな。
――――――――大変だった仕事は?
田中:そもそも分析って結構時間かかるよな。
松島:毎週試合があると想定するなら毎週新しい試合を見て分析してってことになりますよね。
田中:いくら六人いて分担してとは言えども結構時間はかかるし、こだわればこだわるほど結構大変にはなってくる。今はデータを扱うとかやってないけどそれをやりだしたらソフトとかも必要になってくるかもしれへんし、パス成功率数えましょうってなったら膨大な量になるし。データとったとしてもそれはただの数字やから、とったとしてもそれをどう生かすかは勉強がいる部分ではあるかな。まあ、これからやるにつれて大変になるやろな。今持ってる知識だけで分析できひんやろうし、それなりに勉強もしなあかんやろうから。
山本:いざ数値が出てもその数値からどうするかが難しいですよね。
田中:綿密に分析した結果が出てそれをピッチにどう生かすかっていう部分までつなげていくっていうのが今後大変になるやろなって思います。今やってて大変だったというより今後大変になるやろうなっていう未来志向な答えでした。
―――――――今後部署でやりたいと思っていることは?
田中:スカウティング班の長としては、前回やったセミナーみたいな感じでスカウティング班の分析自体の質を上げることから始めたいと思う。材料があってもそれを分析する能力がなくて「誰でもできるやん」ってなるのは嫌やから。いわゆるプロフェッショナル性というか、ワンランク上のものを提示したいと思ってる。チーム全体の試合を見る能力の水準を上げることにもつながると思うから、それは全体で試行錯誤しながらやっていければいいなと思ってます。あとは。抽象的な表現をなくすとか、客観性の高い分析を出すとか、密度の濃い分析をしたいと思ってる。
なんかこの際やし、やりたいことある?
松島:分析して出た数字、データを可視化したくないですか?シュートした位置など?図作ってあげたら他の人たちもわかりやすいと思う。
田中:出版部が今までの戦評を載せるときにもプチデータとして扱ってもらえるやろうし、例えば広報とかでこの選手はこういうのが魅力的でデータとしてこういうのが出ていますって注目は引けたりするかも。サッカーに直接関与しなくても生きる部分は多いかも。手作業でできるのか、アプリが必要なのかとかそれは検討してみましょう。
今シーズンはリーグがあればリーグの偵察がメインになるとは思うけど、並行して自分たちのチームの状況を常に知っておきたいよな。6人で忙しいとは思うけど頑張りましょう。
(左から)山下裕大、松島昴太郎、米田基樹、田中雄大、山本耕平、藤井悠誠
取材・文 3回生マネージャー 田本柚香