【部員ブログ】幸せになる運命
宇宙のあらゆるものは原子で構成されていると言われている。
その原子はそれぞれエネルギーを持っており、他の原子と相互作用しながらその挙動が決まる。
すると、宇宙が誕生した初期の原子のエネルギー状態やその位置などから、その後どのように原子が動いていくのかは全て決まっているのではないだろうか。
この考え方が正しいかどうかは物理の知識が乏しい自分にはわからない。ここでは正しいとして話を進める。
これを自分に置き換えて考えてみると、自分はただのエネルギーを持った原子の集まりだと言える。この原子の集まり(自分)は他の原子(環境)との相互作用によって挙動が決まるはずである。
ここで、客観的にみると自分の意思がそこには全く関与していないことに気が付く。
客観的にみると、意思とは脳内の神経細胞などの動きであり、これも結局原子の挙動に落ち着く。
これは自分でもかなり危険な考え方だと思う。
なぜなら、自分が生まれること、自分が生まれてから今に至るまでの出来事、今ブログを書いていること、さらにこれから起こっていく出来事まで全てあらかじめ決まっていたことになるからだ。
すると、今まで自分の意思で生きてきたつもりが、その意思すらもあらかじめ決まっていることになる。
ここまで話を進めると、自分で何かを考えたり選択したりすること自体が無駄だと考えるようになるかもしれない。
―自分とは何だろう?なぜ生きているのだろう?―
現時点では、自分とは、環境の一部でありながら自身を知覚する存在、だと思っている。
また、生きている理由は、幸せを感じるため、だと思う。
幸せになりたくないという人はいないだろう。幸せになるための一つとしてこの一見危険な考え方が自分を楽にしてくれる。
そもそもこの運命が決まっているという考え方は全て後付けである。
なぜなら未来の運命は決まっていても分からないからである。そこで実質過去についてのみこの考え方が適用できる。誰にでもどうしても変えたい過去というものがあると思う。あの時こういう風にしていれば、と後悔することが自分にもある。
ただ何回人生を繰り返したところでその状態からは同じ決断しか生じ得ないのである。そういう運命だったのだ。こう考えることで過去に捉われなくなる。
未来に関しては人間は分かり得ない。
分からないからこそ幸せになれる。
分からないからこそ理想の自分を思い描く。
自分はそれになれる運命だと思える。
ここで出てくるのが「引き寄せの法則」である。「引き寄せの法則」とは、自分の理想の姿を、その時の景色、感覚、感情を強く、詳細に頭の中でイメージすることで、日常の行動がそうなるための行動に変化していき、気づいた時には達成してしまうという魔法のような法則である。
本田圭佑選手、イチロー選手などの成功者は小学校の時からイメージしてきたことをほとんど成し遂げてきたらしい。これは成功者の多くに共通している。
するとやはり、逆に理想の自分を強くイメージしたからこそ成功したと言えるのではないか。
もしかすると、本当の意味でそれに気がつき実行している人が理想の自分になれる運命を進んでいる人なのかもしれない。
4回生プレーヤー 和田泰河