【KIU BLOG】期待と責任
大学最後の夏休みが終わり、引退までの日数がいよいよ数えられるほどになってしまった。まだ実感は湧いていない。湧きたくもないが。
今年の京都選手権準々決勝、同志社大学戦。苦しい展開も守り切り、カウンターを沈めて3-1で勝利した。
僕のサッカー人生の中でベストゲームだと胸を張って言える試合だった。この試合で全員が自信を持ったと同時に、僕は周りからの期待が大きくなったと感じた。
学生リーグのチーム目標であった「3部優勝、2部昇格」、僕個人の目標として掲げた「ゴール+アシスト15以上」。
どちらも達成出来ると感じていたし、それに見合う活躍をすることを心に誓った。
しかし蓋を開けてみると、チームは最下位、僕個人も目標とは遠い結果で前期を折り返した。
チームを精神的に引っ張ることもできなければ、結果でチームを救うこともできていない。
期待に応えられない裏返しに責任を感じ、試合から家に帰ると自暴自棄になることもあった。
それでも、最終節の最後の笛が吹かれるその瞬間まで、闘い続けるしかない。
後悔を残さないため。2部昇格の目標を来年に託すため。1つでも多くの勝利を今いる仲間と分かち合うため。
理由はいくらでもある。
僕には、「お前ならいけるぞ」、「点取ってこいよ」と背中を押してくれる仲間がいる。
毎週応援しに来てくれる両親がいる。
せっかく期待してもらえる環境にいるんだ、期待される責任を果たしてやろうじゃないか。
4回生プレーヤー 北川拓実