【ブログ】+4に見た天国と地獄
こんにちは。今回は11月3日に行われた関西学生サッカーリーグ前期第9節(延期分)の様子をお伝えします。
先週、大阪商業大学を相手に敗北を喫してしまった京都大学。今節こそは勝利を手にして、良い流れに乗りたいところ。対する相手は、同じく国公立大学の大阪市立大学。京大は大市大を相手に、後期分の試合では逆転負けを喫し、勝ち点で肉薄しています。前期の延期分による連戦の中、中2日で臨むこの一戦、京大は勝利を手にすることができるのでしょうか。
Starting lineups
(左上から)
田中雄、吉岡、森山翔、久保、田中啓、京谷
山本、橋本、谷、大﨑、森山開
Sub
高橋、斎藤、米田、松本、笹川、井ノ上、北村、石崎、森橋
晴天の下、前半キックオフ。京大は序盤から果敢に相手ゴールに迫ります。10分、自陣右サイドから素早いカウンターで、京谷、橋本、久保とテンポ良く繋ぎます。その流れで森山開が左サイドへ展開し、山本がクロスをあげます。クロスは相手に阻まれてしまうも、こぼれ球を拾った京谷がシュートを放ちます。しかしこれは相手GKにキャッチされてしまい、得点とはなりません。
大市大も黙ってはいません。23分、自陣左サイドからカウンターで崩されてしまいます。そして、右サイドへと展開され、華麗なパスワークからクロスをあげられますが、吉岡のブロックにより、なんとかCKへと逃れます。その後、両チームなかなか決定機を作ることができず、膠着状態が続きます。36分、右サイドのCKから、大﨑のクロスボールを谷、橋本が後ろへ逸らし、吉岡が滑り込みながらシュートを放つも、惜しくも相手DFに阻まれてしまいます。両者譲らない試合展開の中、前半終了。スコアレスのままハーフタイムを迎えます。
後半キックオフ。京大は立ち上がりから好機を迎えます。47分、京谷が左サイドで相手のバックパスをインターセプトし、得意の左足でシュートを放つも、惜しくも相手GKの好セーブに阻まれてしまいます。しかし、その後、京大は守りの時間が続きます。50分、自陣右サイドからのクロスを一度ははね返すも、ゴール前で縦パスを通され、シュートを打たれてしまいます。これでネットを揺らされますが、オフサイドの判定に救われ、失点を免れることに。54分には、ゴール前でボールを失い、ミドルシュートを許すも、辛うじて枠から外れ、難を逃れます。点のほしい京大は57分に森山開に代えて笹川、橋本に代えて北村と攻撃的な選手を2枚同時に投入します。
その後の82分、90分にも森山翔、田中啓に代えて松本、斎藤をピッチへ送り出します。京大はテンポの良い攻めで好機を作るも、なかなか得点することができません。勝利への執念を燃やす京大は、迎えた90+1分、相手コーナーキックの流れから田中雄のパントキックを受けた斎藤が中央を駆け上がる久保へと繋ぐと、ゴール前で松本とのワンツーで抜け出した久保が、これを冷静に沈めます。交代で入った選手も絡み、京大は待望の先制点を挙げます。(1-0)
しかし、喜びもつかの間、90+4分に、右サイドのCKからファーで折り返されると、豪快なボレーシュートを打たれ、失点。(1-1)そのまま、試合終了。京大は後半ロスタイムに値千金の先制点を挙げるも、試合終了間際に痛恨の失点を許し、勝ち点3を逃してしまいました。
アディショナルタイムに天国と地獄を味わった京大。しぶとく戦い、終盤に点を奪うという今までにはなかった成長は見られましたが、それと同時に、最終局面でのツメの甘さという大きな課題を痛感させられる結果となりました。この悔しさを胸に、残り4試合を全力で戦い抜きます。
これからも引き続き、応援よろしくお願いします。