【部員ブログ】沖縄の人の宝物
こんにちは、人間健康科学科2回生の當銘優雅です。
沖縄県の昭和薬科大学附属高校というところの出身です。
時々訛りがでてるみたいですが、個人的には都会の人感をだしたいので、気付いたら指摘してくれると嬉しいです。
今回は自分の歴史というテーマを与えられたので、さっそくですが、このテーマに沿って書いていきたいと思います。
皆さんは「島人ぬ宝」という歌を知っていますか?
石垣島出身のBEGINさんが作詞作曲した歌なのですが、自分はこの歌が好きです。
歌詞にはとても共感ができますし、のんびりとした感じのテンポは聞いていてとても落ち着きます。三線の音色や、「イーヤーサーサー」の掛け声も、とても懐かしい感じがします。
自分は、この歌にいつも元気をもらってきたと思います。
自分は何かと不器用で、他の人が簡単にできるようなことでもなかなか上手くいかないことが多くありました。
何をするにしても人一倍時間がかかってしまい、焦って、周りに迷惑をかけることもあって、できない自分にいらいらして。
そんな時には、とりあえずこの歌を聞いていました。
この歌を聞くと、もやもやしていたものが洗い流されていって、心が真っ白になる感じがします。
そうしたら、自分らしく、もう一度やってみようと思えました。
大学でもサッカーを続けようか悩んでいた時も、この歌にお世話になりました。
自分は中学で部活に入って、サッカーを始めました。
部活は県の中でも全然勝てないチームで弱かったのですが、みんなが真剣に取り組んでいて、とても充実していました。
それまでは、特に好きで続けたいと思うようなものはなかったので、こんなに夢中になれるとは正直思っていませんでした。
だから、高1の冬に股関節を怪我して、その後、高3の最後のインハイまでの期間、リハビリで満足にサッカーが出来ないまま終わってしまったのは、本当に悔しかったです。
大学でもサッカーを続けるかどうかは結構悩みました。
大学サッカーのレベルより自分は2コも3コも下で、周りに迷惑をかけてしまうかもしれないと考えると、なかなか決断出来ませんでした。
そんな時はやっぱり「島人ぬ宝」を聞いていました。
この歌はいつも自分の背中を押してくれたような気がします。
この歌を聴いている時に、時々島人ぬ宝ってなんなのかなーと、考える時があります。
海やサンゴ礁、希少な動植物といった、島の持つ自然なのか、
島の人達が受け継いできた伝統や文化なのか、
島の人達の温もりや優しさなのか、
あるいは、それらに囲まれて過ごす島での暮らしなのか。
最近は、これら全部島人ぬ宝なのかなーということを思っています。感動を与えてくれる大自然、自分を支え育ててくれた周りの人達との触れ合い、自然と心に染み付いていった島の文化や伝統。これら全てが島人ぬ宝で、それらが、島の人だけでなく、多くの人々に、元気や笑顔を分け与えてくれているように思えます。
「島人ぬ宝」という歌は、大切なものを思い出させてくれる気がします。
自分はこれまで、多くの人達に支えられ、元気をもらってきました。
多分、これからもたくさんお世話になっていくと思います。
だから、これからは、いつも貰っている以上の恩返しをしていきたいし、彼らと同じように、沢山の人に元気を与えていきたいと思っています。
京大サッカー部の一員として、島人の1人として、自分の持つ宝で、多くの人を元気にできるような、そんな人間になりたいです。
2回生プレーヤー 當銘優雅