【部員ブログ】人って難しい生き物だ
新型コロナウイルスの影響をまじまじと感じる毎日です。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
テレビ等の報道のように自宅待機されている方がほとんどではないでしょうか。
私自身も自宅でオンライン授業を受ける日々を過ごしています。
早く感染拡大が止まることを祈るばかりです。皆さまもお体にお気をつけてお過ごしください。
前回の辻淳基くんのように俺はこのブログをバズらせたいんやと、熱い思いを持って書かれた文章のようにはいかないとは思いますが、私の拙い文章も読んでいただけたら幸いです。
私自身最後のサッカー人生が幕を開けた今年は波乱の連続だ。思いをともにしてきた友の退部、始動早々怪我に見舞われる主将、そしてこのコロナウイルスによる前期リーグの中止、さらには部活動の活動自粛。
正直な感想を言うと
こんなことってあるんやな
と心の底から思う。
人は不幸事を何かに起因させないと気がすまないのだろう。私も自身を疑い、日々の行いの報いなのかと考えてしまうことがあった。
おそらくこんなことに意味はないのだろうと思いながらも。
結論はやはり、こんなことを考えても仕方がないのだと、自身がやれることは最善の策を考え続け、実行することだと。それが部のトップに立つものの責務であり、役割だと。自身に催眠をかけるが如く、決断を下した。
ここで私はふと思った。部のトップとはどのようなものなのかと。これまでのサッカー人生で多くのキャプテンたちと出会ってきた。
事細かに指示を出す人、何も言わずプレーで引っ張る人、声を張り周りを鼓舞し盛り上げながら歩む人、強烈な個に悩む人、あえて何も言わず周りがまとまるのを待つ人
どれも私には体現できないような人物像だと思う。
また著書でも出会う。経営者の理想像について述べられている本や、チームマネジメントに関する本、そこで書いてある文章を見ても思う。
『やはり自分には向いていないのではないか』
この思いは常に頭にあり続ける。自分に自信がないというわけではない。おそらく私よりも向いている人がいる現環境において、何故自分がキャプテンなのかと、考えさせられている。
これまでの大学の3年間、3人のキャプテンと出会い、どのキャプテンにも悩んできた姿があった。私はまだ直面していないが、おそらくこれからあるのだろう。無いことを願いつつも、私はその時どんな反応をし、どの決断をするのだろうか、今は思いつかない価値観が生まれるのではないか、まだ成長することができる、そんな期待を持ちながらこれからも過ごしてくことになるだろう。
十人十色というように、人が10人いれば10通りのキャプテン像がある。おそらくその全てを網羅した存在が理想なのだろうが、そんな存在になれるとは思わない。私は本音を言うと、人を頑張らせるということが分からない中でキャプテンを務めている。私には頑張るという感覚があまり実感できていないからだ。
目標に向かい自身のできることをやるのは当たり前であり、やれないのが妥協だと考えてきた。
ましてやプロや世界一、自分よりも実力や考え方が卓越している存在がいながら、このレベルに甘んじてしまっている点で私は頑張れていないと考えてしまう。
このように人によって頑張るという基準が違う中で、サッカーとは頑張るものでは無いが、どのように人を頑張らせるのか、矛盾を持ち合わせた私の中での葛藤との戦いが始まりながら進んだキャプテン生活も3ヶ月が経とうとする。
私を選んでくれた仲間たちのためにも、結果を出さなくてはならない。私はそのために決断し実行し、成功させる。その気持ちは誰にも負けない。
決断に悩むときもあるだろうが、その時は常に周りを見ればいい。仲間たちや多くの方々に支えられて今の自分があり、チームがある。
そんなチームや仲間たちを傲慢にも私は勝たせてやりたいし、支えてくれる人を笑顔にしたい。
私はこの一心で今キャプテンを務めている。
部員たちに向けて一言挙げるならば
ついてこいとは言わない、俺の横に立っていてさえくれればそれでいい
おそらくこれが一番難しく、部員たちを悩ませる一言にはなるだろうが、私は常に見ていることを忘れないで欲しい。上回生も手伝ってくれることだと思う。
さぁ頑張ろう。笑
長々と書いて参りましたが、慣れない文章は書くものではありませんね。読んでいただきありがとうございます。
最後になりますが、OBの皆様、関係者の皆様、ご支援いただき誠にありがとうございます。現在は活動自粛となっていますが、再開に向けてこれからも日々部員一同精進して参りますのでどうぞご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します。