【部員ブログ】全裸になりたい
こんにちは。工学部建築学科3回の吉田尚久です。
建築学科ということもあって、毎日建築の勉強に勤しんでいます。建築のことが好きすぎるあまり、今は建築学科の図書委員もしています。建築について気になることがあったら気兼ねなく私に相談してください。
世の中の人間は2種類に分けられると思う。人目を気にせず物事をハッキリとズバズバ言う人と人目を気にして本音と建前を使い分ける人の2種類だ。
どちらが正しいとかどちらが間違っているとかはわからない。しかし、私は前者のタイプの人間に対してつい羨望の眼差しを向けてしまう。
というのも、私は思いっきり後者のタイプの人間である。私のことを知っている人からしてみれば、意外だと感じる人がいるかもしれない。しかし、私自身は常に周りの評価が気になってしまい、人によって言葉や態度を使い分けているような人間である。自分という存在は何か核となるようなものがあるのではなく、周りによって形取られたような、そんな八方美人度98%みたいな人間である。
この性格上、自分の思っていることをあまり素直に表現できない。それ故に、その考えていたことを自分の中で消化できないまま事を終えてしまうことが多々ある。それどころか、そもそも考えていることが自分の考えなのかすらわからないこともある。
こんな私なので、自分の考えを持って真っ直ぐに自分の気持ちを表現できる人をとても尊敬している。ハッキリとストレートに物事を表現できる人にはいつも行動力が伴っている。それは自分自身の芯がきちんと通っているからである。他人の評価などを気にせず、ただ自分という人間の成長のためだけに行動するということがどれだけ難しいことだろうか。
しかし、思い返せばそんな私もストレートな表現をする瞬間が一つだけある。ゴールマウスを守っている時である。とにかく失点しないように、そしてチームが勝つために、自分自身のことを全て棚に上げて、声を荒げて指示を送る。失点せずに勝利に向かうという明確な目標に向かって自分自身の考えを味方に投げかける。サッカーをしている瞬間だけ、自分自身は本音で、裸でぶつかり合っている。
また今日も練習が終わっていつもの自分に戻る。そんな自分も悪くないんだよなと思いつつ、アグレッシブな自分にもなりたいなと思う今日この頃である。