【部員ブログ】なぜサッカーは面白いのか?
サッカーは面白い。
ワールドカップの時期になると日本中、世界中で多くの人々が熱狂することがそれを証明している。
かくいう自分もサッカーが面白いからこそ10年以上に渡ってプレーし続けている。
では、なぜサッカーは面白いのか。
この問いについて自分なりに考えてみた。
その鍵は「再現性」にあると思う。
サッカーは極めて再現性の低いスポーツである。
この再現性の低さを生み出す要因は多数存在する。
ボールを足で扱うためにミスが多くなる点。
屋外で行われるため天候に左右される点。
ピッチが芝、土であるためボールの軌道が不規則となる点。
22人のプレーヤーがピッチ上を制限なく動くことができる点。
挙げ始めるときりがない。
再現性が低いということは、全く同じシチュエーション、プレーを試合で再び実現するのは限りなく難しいということである。
再現性の低いサッカーにおいて生み出される一つ一つのプレーは、それを生み出した選手、そしてそれを目の当たりにした人々にとっては大げさに言えば人生で最初で最後の体験になるのである。
そういう意味ではスーパーゴールはもちろん、些細なパス交換だって特別なオンリーワンなプレーである。
そんな再現性の低さゆえの刹那的な要素が人々を魅了し、サッカーを面白くしているのだと僕は思う。
新型コロナウイルスの影響による活動停止が明けてから現在に至るまでケガが重なっている。
プレーできた期間より離脱していた期間の方が確実に長い。
そんな中で唯一良かったと思えることは、サッカーの面白さを再認識することができたことだ。
サッカーができることの喜び、どんなに小さなプレーにも価値があることに気づくことができた。
あとはそれをピッチ上で表現するだけだ。
自分のプレー、誰にも再現できないオンリーワンなプレーをする。
そして自分という選手の存在を証明する。
そのために今シーズン最後まで頑張り続ける。
最後に、昨今の難しい状況の中でサッカーができているのは家族を初め、多くの人たちのおかげです。
本当にありがとうございます。最後まで感謝の気持ちを忘れずに頑張ります。
4回生プレーヤー 石田大