【部員ブログ】負け続けて
部員ブログの順番が回ってきました。どんな内容を書こうかと迷っているのでとりあえず自己紹介からしたいと思います。
こんにちは、三回生の中井貴英です。兵庫県長田高校出身です。サッカーは幼稚園の年長から始めました。サッカーを始めたのは兄の影響があったのかもしれません。あんまり覚えてないです。それから15,6年サッカーをし続けています。そのほか習い事とかもさせてもらいましたが、長く続くことなくすぐ辞めてしまいました。飽き性だったのかもしれませんね。でもサッカーだけは続けてきました。そして今にいたります。
自己紹介はこのぐらいにして、来年の自分はより建設的な文章が書けるようになっていることだと思うので、今回は適当な文章をつらつらと書いていきたいと思います。
今の自分のサッカーがあるのは小学校の頃のおかげだと思う。自分には兄がいて、小学校の時に同じチームでやっていて、比べられることが多かったように思う。実際にはそう比べられていなかったかもしれないが、弟の場合比べられているように感じてしまうものだと思う。(弟の方は共感してくれると信じています。)兄は上手いのにどうして弟は下手なのか、こんな視線を感じざるを得なかった。実際に兄はサッカーが上手かったと思う。高学年になると一個上の兄とはよく同じ試合に出させてもらったり練習もしたが、その場にいるのが嫌になるほど怒られたのを覚えている。当時はそんなん言われてもこっちはやってるつもりやねんとか思っていたが、兄の感覚からしたら、出来ていなかったのだろう。またこの頃のある試合で兄は圧倒的なプレーを見せてくれた。兄にボールを渡せば勝てる、そう思わせてくれた選手だった。そのプレーは忘れることが出来ず、当時の自分にとっては衝撃的なプレーだった。こうなりたいと思わせてくれた。兄には感謝をしている。自分に常に負けていると思わせてくれる存在であったからだ。自分でどれだけ上手くなったと思っていても、それは勘違いだと、自分は下手だと思わせてくれ、必ずその上の基準のプレーをしてくれる存在だった。今の自分に驕ることなく、自分のプレーに勘違いすることなく、自分に気づきをもたらしてくれるのは兄のおかげだ。ありがとう。今でも自分の目標はあの頃の兄のプレーであり、超えることのできない壁だと思う。
こう思うと自分は恵まれた環境で育ったように思う。やりたい事をやる環境があり、やらせてくれる両親がいて、目指すべき基準が目の前にいた。こんなにも恵まれているのだ。ここで高校の時の先生の言葉を思い出した。「今サッカーが出来ているのはありがたいことで、やりたくても出来ない人もこの世界にいる。感謝してサッカーしなさい。」とかこんな内容だったと思う。当時はそんな響いてこなかったが、サッカー人生が後一年と少しとなった今では捉え方が変わってきた。幸いにもまだ自分には表現できる場があり、時間が残されている。後悔することなく、感謝の気持ちを持ってプレーをしたい。
ありがとう両親、ありがとう兄よ、そして頑張ろう友よ。同回以下後輩たちよ、まだ俺らの時間は残されている。今応援してくれている人たちのためにも、先輩のためにももっとやれるし、魅せられると思う。足りてない。こう言ったからには一番前に立ち、魅せられる存在になりたいと思う。
3回生プレーヤー 中井貴英