【部員ブログ】 体育会 の勧め
現在新型コロナの影響で活動休止中の京大サッカー部。
私はトレーナー業に関わるモチベーションが低くなってしまった。(低くなったってことは普段はく信じられないくらい高いということの裏返しだと思ってください(笑))
スタッフは選手がサッカーを最良の環境でできるようにサポートするのがメインである。
特にトレーナーは選手ありきの仕事なので、この時期サポートする対象の相手がいない中でも部活がある時と同じくらいのモチベーションを維持するのが難しいのは、当然とも言えるかもしれない。
この時期サッカー部に入って1番のモチベーション低下を経験した。
そんな時部活のことを考えて、頭に浮かぶのは4回生のこと。
今自分自身はモチベーションが低い状態にあるが、それでも前期リーグがなくなってしまって死ぬほど悔しいと感じ、後期リーグは必ず開催されて欲しいと心底願っている。
それはたかさん(主将’中井貴英)をはじめとする1つ上の代の本気を、思いを、ずっと間近で見てきたからだ。
4回生のサッカーに懸ける最後の熱を思うと感情が湧いてくる。
私もトレーナーとしてレベルアップしてチームの力になりたい、それだけに留まらずあらゆる方向からチームを強くしたい、頑張ろうという気持ちがまた湧き上がってくる。
人にそんなことを思わせる「本気」ってすごいなと思った。
2年前の4月、当時のサッカー部の練習を見学させてもらってその本気に惹かれて四年間ここで過ごしたいと思って私はこの部に入部した。
ひとの「本気」に惹かれ、「本気」に魅せられ、自分自身も「本気」になった。
「本気」が人をつなぐこのチーム。
なにかに「本気」で取り組むと、そうすることでしか得られない感情を味わえることがある。なんとも素敵な体験だと思う。何をするにしても「本気」であることはそれだけで面白いと21年間生きてきて私は感じる。
受験が終わり放心状態になりかけていたところ、大学生活4年間「本気」で打ち込めることに出会えて本当に良かった。
チームのことを思ってまた頑張ろうと思うことが出来る環境に、縁あって私は今いることができている。
初見でこのチームに入りたいと思わせてくれた先輩方、ありがとう。さらに本気を見せ続け、私を本気で頑張りたいと思わせてくれたみんな、ありがとう。
そんな私ももう3回生。ここでの活動も折り返し地点を過ぎた。
先輩方に引っ張ってもらうだけではなく、「本気」を下回生に魅せチームの雰囲気をつくっていかなければならない時期が来ている。
本気でサッカーに取り組んでいるみんなの横で、私はまずトレーナーとして身体面からのサポートを全力ですると共に、このチームをより良くするためにあらゆる角度から本気で考えて、ありったけのことをしよう。
ここまで京大サッカー部でやってきた私には、先輩方の本気、そして自分の本気を次の世代につなげていく義務がある。
さらに、スポーツはそれにどれだけの本気を注いできたかどうかで、結果が出る瞬間の感動の大きさも変わると感じている。
私だって大学生活で1番この部にエネルギーを懸けているんだ。自分自身の感動を求めるためにもやれることは全部やってやろう。
試合の緊張と感動を世界一大きく感じたい。
3回生トレーナー 高橋晴菜