【部員ブログ】サッカーは人生か
「サッカーは人生じゃない。プレーできる時間は限られている」
これは京大サッカー部のヘッドコーチであり、自分の恩師である堀井さんの言葉だ。
僕は小学4年生の頃から高校卒業まで堀井さんにサッカーを教わった。そして縁あって今年から再び指導を受けることができ、10年間もお世話になっている。
そんな恩師である堀井さんが仰ったこの言葉がずっと心に残っている。
この言葉を聞いた頃は、いつまでもサッカーを続ければいいやん、と軽く考えていた。
しかし、この言葉の意味はただサッカーを続けることではなく、毎日グラウンドへ行くことができ、サッカーだけに没頭できる時間は限られていると言う意味だったのかなと今では思う。
そういう意味では社会人になればサッカー中心の生活をできないだろう。サッカーにここまで熱中できるのも残り数ヶ月だ。
下手くそでサッカーで何も成し遂げていない自分だが、人生の大半の時間や労力をサッカーに費やしてきたと思う。だからこそ今までの人生はサッカーだったと言いたい。
小学2年生の時に友達に誘われ軽い気持ちで始めたサッカーは僕を夢中にさせた。
それから毎日のようにボールを蹴り、サッカー選手になる事が夢になった。
中高生になるとさらにサッカーへの熱は高まり、サッカーが上手くなりたい一心で部活とサッカースクールの掛け持ちもした。
大学生になった僕はなんとなく他の世界に触れようと部活には入らなかった。1年間ある意味普通の大学生をした僕だが、気がつけばサッカー部に入っていた。
結局週6日、サッカー!サッカー!サッカー!サッカー漬けの生活を送っている。
こうやって自分の人生を振り返ってみても、本当にサッカー以外に何もしてこなかった人生だと思う。
サッカー以外に趣味も特技も何もないしょうもない人生だったかなとも思う。
だからこそサッカー=人生の終わりには有終の美を飾りたい。
そういう意味でも今年の学生リーグは僕がサッカーで何かを達成することのできる最後のチャンスだ。
12月、胸を張って「僕の人生はサッカーだった」といえるようにリーグ昇格を成し遂げる。
4回生プレーヤー 米田基樹