【KIU BLOG】無心
3年半、サッカー部にいた。それは、長いとも短いとも思えるような期間だった。俺はその中で成長できただろうか。

もちろん多少は成長できただろう。それは、メンタル面での成長であったり、技術面の成長であったり色々だ。

でもそれが、大学の間のバイタリティあふれる期間の内の3年半という少なくない期間と周りの人の多大なる助けに見返るようなものであっただろうか。

サッカーの練習や試合をするにはいろんな人の助けがいる。親の支援であったり、OBの方々の会費であったり、監督やコーチの献身であったり、部のお金を管理する人であったり、サッカー部の広報活動をしてくれる人であったり、グラウンドや試合の調整をしてくれる人もいる。怪我のケアをしてくれる人や部の運営、ミスした時にアドバイスしてくれる人や、いいプレーをした時に褒めてくれる人も必要だ。一人のプレーはたくさんの人の支えがあって初めて成り立つものだ。

俺はその対価に合うような成長が出来たのか。いつしか毎日ボールに触れる中でその支えの有り難みの意識が薄れ、選択や決断を後回しにして無駄にした時間が多々あるように思う。なぜ、時間があると勘違いしてしまったのか。

残された時間はあまりにも短い。結果には繋がらないかもしれない。それでも、支えてくれる人がいることで練習や試合が成り立っている以上、やらないという選択肢はない。たとえ結果に繋がらなくても、仲間が精一杯闘い、それを支える人達が見ている以上、闘わないという選択肢は存在しない。今、俺に残された時間はほんの少ししかない。最後の1ヶ月ちょっとの時間。一時足りとも多くの人への感謝を忘れる事なく、しかし、やはり存分に最高にサッカーを楽しもうと思う。そして、引退するまで、時間が許す限り少しでも積み重ねが出来ればなと思う。
4回生プレーヤー 田端大渡
