【KIU BLOG】サッカー愛? そらそうよ
サッカー。それはスポーツの一つに過ぎない。
私は比較的スポーツというものが好きだと思う。
関西で生まれ育ったからか、野球は日常に溶け込んでいるし、阪神タイガースが優勝したという記憶がなくても、全然勝てなくても、盲目的に阪神を応援し続けている。また、幼い頃に、京都サンガの試合を観に行ってから、サッカーはずっと観ている。
サッカーに関しては、ヨーロッパ、主にイギリスのサッカーをずっと観てきている。一番好きなサッカークラブはどこかと聞かれたら、間違いなくマンチェスターユナイテッドと答えるだろう。これもまた盲目的に応援しているチームである。
しかし、野球とサッカーではどこか違う。野球はもちろん好きだが、どちらかというと阪神というチームが好きな気がする。一方、サッカーに関しては、マンチェスターユナイテッドは勿論好きだが、サッカーというスポーツの面白さに惹かれ続けていると思う。
今シーズン限りでリヴァプールを退団したFWロベルトフィルミーノの本拠地最終戦。
途中出場した彼は長らく名コンビとして共にプレーしてきた相棒サラーからのアシストでゴールを決める。私はこの試合をアンフィールドで観てた訳でも、試合を生で観ていた訳でもない。ただ、10分足らずのハイライト動画を見て、試合内容を確認していただけであった。
しかし、フィルミーノがゴールを決めたのを見て、涙が出てきた。よくわからない。リヴァプールはマンチェスターユナイテッドにとっては、阪神で言うところの巨人みたいな存在である。しかし、プレミアリーグを愛する者として、アンフィールドの盛り上がり様、ファンに、味方に、愛されている男が欲しいところで決めたこと、今までの彼のリヴァプールへの貢献等によって自然と心打たれたのであろう。
サッカーには人を動かす力があると思っている。
熱狂的になれるし、感動もするし、悔しくもなるし、怒りも覚えるし、とにかく感情を大きく揺さぶってくるものだと思う。
私の闘う原動力。それはそんなサッカーへの愛。
いつもピッチで躍動する選手を見て心躍らせている自分が、ピッチに立って、あの選手たちのように生き生きとプレーしたい。ピッチの上でアイデアを表現したい。
あわよくば、見ている誰かの心を動かしたい、観客に、チームメイトに、愛されるような選手になりたい。
サッカーへの愛だけ抱え、私は今日もピッチに立つ。
2回生プレーヤー 武田遥