【部員ブログ】最高の仲間と
正直めちゃくちゃ嫌だ。こうゆうの書くの。
まじめなことを書くのはキャラじゃなくて恥ずかしい。
文才もない。文才のある仲間に500円で依頼したら1か月分の食費出せといわれた。挫折。締め切りが近づいている。マネージャーに怒られる。仕方ない。書こうか。
自分は、「出会いに最高に恵まれているな~」とつくづく思う。
0歳から一緒にベビーカーに乗っていた最古の友人とはいまだに連絡を取るし、小、中で出会った親友とはいまだにグループで通話をよくする。
サッカーに関しても、自分よりはるかにうまいやつらと同じチームでプレーできた。小中高とコーチにも本当に恵まれた。
大学でも出会いに恵まれた。誰も知らない状況に飛び込むのが人生で初めてで、少し不安もあったが、サッカーをしてるうちに気付いたら絶対に欠かせない仲間になっていた。今では朝から晩まで一緒に過ごすこともある。ちょっと気持ち悪いけど。
僕は、この大学で出会った最高の仲間とともに、なにか大きなことを成し遂げたい。
個人的には、1部相手に一発勝負のトーナメントで勝ちたい。
心の底からみんなで喜び合いたい。
なんなら嬉し泣きなんてしちゃって。
そのために、今自分にできることは何だろうか。
突然だが、自分は男三人兄弟の末っ子だ。それも、生粋の末っ子気質らしい。末っ子は超が付くほどの負けず嫌いだ。小さい頃から兄に負けては、それを原動力に成長してきた。しかし自分は、逆に負けないと火がつかないようになってしまったのかもしれない。悔しさを晴らすために成長はしても、その後は目標を見失い、やる気がでず、自分は成長への努力を止めていた。まるで水の状態変化と温度のグラフのように。
小4の冬、トレセンの選考に落ちた。それまでは自分が下手だと気付いていなかった。そこから1年、悔しさをばねに頑張れた。トレセンに受かって、コーチから「お前めっちゃ伸びたな」って褒められた。
中2の時、一つ上の学年の試合でスタメンを急に外された。選ばれるのが当たり前になっていて、調子に乗り、いい気になっていたんだろう。そこからがむしゃらに努力して、地区の決勝で点を取り周囲を見返した。
サッカー以外では、京大入試。一度落ちるまでは、やっぱり何かがぬるかった。落ちたあとの1年は正面から勉強に向き合えた気がする。そして受かった。
全部そうだ。
自分は失敗するまで気づかない。
失敗して挫折し、泣いて悔しがるまで自分の無力さに気付けない。
悔しさを晴らしたことに満足して、目標を失い、立ち止まってしまっていた。
でも、そんなんじゃ確実に1部に勝つことはできない。指数関数的な成長グラフを描かなければならない。やるべきことは明確だ。目標を見失わないよう、最終的な「1部に勝つ」という目標の前に小さな目標を設ける。
一つを達成してはその次。次。また次。
と立ち止まることなく成長し続けなければならない。
こんな誰もが知っていることを自分は気づいていなかった。
でも後悔しても意味がない。残っているのは2年半。時間はそんなに長くない。でも成長するしかない。結果は出ようが出まいが、なんてのは好きじゃない。なんとしても、この最高の仲間とともに結果を出したい。
話は少し変わるが、先日ひどく落ち込むことがった。めちゃくちゃ悔しかった。その晩、「沈むとこまで沈んだらいいよ。最後に呼び戻してあげるから。」と言ってくれた仲間がいた。
こんな最高な仲間、他にいるだろうか?
僕は、こんな最高の仲間と、大きなことを成し遂げたい。そして心の底から喜び合って、嬉し涙を流したい。
2回生プレイヤー 笹川拓人