【KIU BLOG】アイデンティティー
8/13。双青戦一軍戦。
去年怪我で出られなかった自分にとっては初めての双青戦。
最高だった。
ピッチ内の声がほとんど通らない程の応援や歓声、普段出会うことができないようなゲストを呼んでの試合、そして特に前半の理想的な内容と結果。得点した時や試合後、全員で子供のように喜び合った。
8/18。この文章を書いている。
本当は旅行に行っているはずだったのに。
コロナに感染した。大学に入ってからほとんど体調を崩したことがなかったがついにやってしまった。
自分の中では理由は明確で、疲れが溜まっていた。4回生になってから、研究室とグラウンドを行き来し、部活に遅刻や早退もしばしば、家には眠りに帰る。体調崩しそうだなとは前々から思っていた。お盆休みで両方から解放された瞬間、体調を保っていた糸が切れたのだろう。
振り返ると、大学生活でサッカーを辞めたいと思っても良さそうな場面は何度もあった。入学早々コロナ禍で活動できず、2度に渡り膝を大怪我し手術、そして4回生の過密日程。
それでも、本気で辞めることを考えたことは一度もなかった。
コロナ禍でも仲間を募ってボールを蹴り、2度目の怪我の後真っ先に医師に質問したのは次の復帰時期だった。
もはや今の自分にとって、サッカーを辞めることは「怖い」。自分が自分じゃなくなる。それほどまでに、サッカーが自分のアイデンティティーになっている。
その礎となっているのは間違いなく双青戦の時のような歓喜だろう。大学でのサッカー生活、あれ以上の歓喜を味わえるとしたら昇格を達成する時しかない。でかいことを成し遂げて、胸を張って引退できるように、あと3ヶ月走り続けよう。
4回生プレーヤー 相川悠真