【ブログ】画竜点睛を欠く

こんにちは。今回は2022シーズン関西学生リーグ第2節、vs大阪国際大学の様子をお伝えします。本試合は、感染対策を行ったうえで、有観客試合で行われました。

Starting Lineups

（左上から）高橋、松本、斎藤、久保、森山、田中啓
山本、橋本、谷、笹川、相川
Sub
松島、日置、井ノ上、阿久津、寺迫、野村、北川、森橋、山下

前節の開幕戦で見事勝利を飾り、良いスタートをきった京大。今節も勝利をあげ、リーグ優勝に向け勢いをつけたいところ。今節の相手は昨シーズンもしのぎを削り合った大阪国際大学。タフな試合展開が予想され、緊張感が漂う中負けられない戦いがキックオフ。

開始早々３分、相手CKの流れからペナルティエリア内に侵入されるも笹川の落ち着いたシュートブロックで事なきを得ます。その後は互いに集中した時間が続きますが、徐々に京大がボールを保持し、試合の主導権を握ります。

しかし前半16分、相手に何本かのショートパスで崩され、左サイドからマイナスへのクロスを上げられます。これをゴール正面で合わせられますが、山本が足を伸ばし、何とかCKに逃れます。このプレーを皮切りに大国大に攻め込まれますが、京大は集中した守備でしのぎます。

そして前半20分、久保が大きく蹴り上げたボールに、斎藤がいち早く反応し、自慢のスピードとフィジカルでボールに食らいつきます。そのこぼれ球を谷が拾い、ペナルティエリア付近で倒されるもノーファウルの判定。得点には至らなかったものの、個を生かしたカウンターからチャンスを作ります。

給水をはさんだ直後の前半25分、右サイドからの相手のクロスを頭でそらされ、ファーで詰められるもバーの上に外れます。

ピンチをしのいだ後の前半28分、バイタルエリアでボールをカットした相川が橋本とのワンツーから抜け出し、左足を振りぬくもクロスバーに直撃します。

攻撃の手を緩めない京大はさらに前半30分、相川のボールキープから久保がサイドを駆け上がり、ファーサイドへのアリークロスを上げます。これを橋本がドンピシャヘッドで合わせますが、相手GKのファインセーブにあいます。

その後は互いにゴール前まで迫るプレーが多くあったものの、ゴールを割れずスコアレスのまま前半を終えます。

後半から斎藤に代え、井ノ上を投入し前線に変化を加えます。

後半開始早々、両チーム互いに勢いよくボールに食らいつきます。しかし、流れは徐々に大国大ペースに。幅を使った揺さぶりからゴール前に何度もクロスを上げられますが、京大はバックラインを中心に集中した守備でボールをはじきます。

押し込まれる時間帯が続いた京大ですが、61分には井ノ上の巧みなドリブルから、62分には久保と相川のコンビネーションからゴールに迫ります。続く64分にも、久保が後方からボールを運び、クロスを上げるも相手守備陣に跳ね返されます。代わって入った井ノ上や、この日何度もサイドを駆け上がる久保を中心に京大がペースをつかみます。

そして73分、またしても久保のボールカットから相川へと繋ぎ、再び久保へ。ペナルティエリアへとドリブルで侵入し、やや角度のないところから久保が左足を振りぬきますが、わずかにポスト右に外れます。

京大が幾度となくチャンスを作るも、78分一瞬の隙をつかれます。相手の細かいパス回しから右サイド深くまでえぐられ、クロスを上げられます。これを相手FWが難しい態勢ながらも頭でゴール隅へ流し込み、大国大に先制点を奪われます。（0-1）

後がない京大は80分、橋本に代えて北川を投入しゴールを奪いにいきます。直後の82分、田中啓の後方からのドリブルから北川にラストパスが通り、相手GKと一対一となりますが、ファインセーブによりゴールとはなりません。

85分には相川に代えて、山下を投入し前線に高さを加えます。山下の空中戦の強さを生かし、最後の反撃に出るもゴールを割れないまま時間だけが過ぎていきます。

京大はこのままゴールを奪えず、ここで試合終了のホイッスル。

チャンスがあっただけに悔しい結果となりました。リーグ戦はまだまだ続くので、今節の反省を踏まえ、リーグ優勝に向けチーム一丸となって練習に励みます！