【部員ブログ】20歳の自分へ
「20歳の自分へ」
10年前の自分から手紙が届いた。
そこには細かな字でびっしりと
「プロサッカー選手になっていますか。どのチームにいますか。」と。
真っ直ぐすぎて目を背けたくなるほどだった。
プロになる、なんて大層な夢は何処へやら、少年の夢は歳を重ねるごとにスケールダウンし、いつのまにか関西リーグで昇格することに変わってしまった。
この手の話題になると必ず出てくる「なぜ大学でサッカーをするのか」。
一言で表せるものじゃない。答えが出ているのならきっと既にスパイクを脱いでいる。
少年の夢も本当はプロになることではなくて、サッカーが好きと言う気持ちの終着点がプロになることだと勘違いしていただけなのかもしれない。
友達や家族と遊ぶのが楽しくて始めたサッカー。
今も昔も理由は好きだということだけ。
この歳にもなって、京都大学で、同じ気持ちでサッカーができる大切な仲間がたくさんいる。
ある意味、夢叶ってるのかな。笑
あと一年と少し、大好きなサッカーを全力で楽しんで、昇格して、仲間と笑う。
10年前の自分も笑ってくれるかな。
3回生プレーヤー 田中啓史