【KIU BLOG】阿呆鳥
予定やタスクを書き出すと頭の中が整理されるように、このブログを書くことで肩の荷が下りるような、そんな気がしていた。内容が決まっていたわけではないが、引退ブログなるものを書く過程で自分のサッカー人生を締めくくる「答え」が見つかるものだと思っていた。
大きな栄光も挫折も経験したことのない自分にとっては、そんな抽象的なものこそが15年近く辞められなかったサッカーを意味づけるものであり、それを探すような日々を送っていた。
いわば、着地の準備である。これまでの長い空中での時間を肯定するための、現状から可能で最も安全な着地。リーグ戦に1分も出場できなくても愛想笑いを浮かべ、仲間を鼓舞し応援する、チームスポーツの表面的な美しさのようなものを享受していた。
「人との繋がりこそが自分のサッカー人生の全てです。」1年後にはそんな安い言葉を話しているスーツ姿が浮かぶ。
しかし、ここで出会ったのは、まだ空中でもうひと技決めてやろうと、顔面から着地することさえも躊躇わない、そんな人たちだった。自分が彼らとの繋がりを意識することは、あまりにも彼らに失礼であった。
これが少し前の話である。
今は、ただがむしゃらに戦っている。もしかしたら、顔面から地面に飛び込んでいる最中かもしれない。
尊敬する彼らにとって恥じない存在になるためか。まだこんな自分を応援してくれる人がいるからか。それとも、ただ自分の小さなプライドのためか。理由は分からないが、それは後から知るものであり、今は今の自分の必死さを真っすぐ受け止めたい。
自分の長く平凡なサッカー人生が結局何だったのかは、全て終わってからまた考えようと思う。
4回生プレイヤー 土地柊輔
