【KIU BLOG】すごいプレーがしたい
サッカー部に入部したのは、同じ高校の先輩がいたことや、同じ高校の同期と一緒だったことがわりと大きな部分を占めていて、自分で何がしたいからという考えはあまり持っていなかった。
けれど、キツい練習メニューがあっても、サッカー部を嫌になることはなかったし、やはりサッカーは楽しい。
私はあまり強い意志を持って行動するタイプではないし、明確な理由を持って意思決定することも少ない。
基本的にマイペースでそのときそのときにしたいなあと思った方に流れることが多い。
だから、この機会にしんどくても続けて来られたサッカーへの自分の思いの根底にあるものを、これまでの自分のサッカーに関するこれまでの行動から考察してみた。
結論から言うと、それは、自分が見てすごいと思ったプレーを自分もやりたい、できるようになりたいということだと思う。
メッシやネイマールなど世界的スーパースターやサッカー漫画の主人公のプレーに憧れ、そして、すごいプレーや技をできるようになった達成感や喜びとともに私はサッカーを続けてきた。
私が最初にやりたいと思ってできるようになった技はルーレットだった。
小学2年生くらいの頃に近くの公園にある木を相手に何度も練習し、チームでの練習で友達相手に成功したのは嬉しかったことを覚えている。
キャプテン翼を読み進めてゆくのに合わせて、オーバーヘッドの練習をして肘にかさぶたを作ったり、ドライブシュートの練習をしたりもした。
ブラジルW杯準々決勝のダヴィド・ルイスが右足インサイドで蹴った無回転フリーキックを見たときには、インサイドの無回転を何度も練習したが無回転にはなっても全然飛ばなかった。
母にパソコンを借りて、メッシのドリブル集やスーパーゴール集の動画を見たすぐ後には、公園に行ってひたすらドリブルして、壁に向かってシュートして、いつまでも一人でボールを触っていた。
何か新しいプレーを練習することが楽しかったし、サッカーボールがあればいくらでも時間を潰せると思っていたし、今でもそう思う。
ただの思い出語りになってるし、サッカー好きなら誰でもするよなとここまで書いてから思ったが、私のサッカーに関するルーツはそんな感じだ。
つまり、私が部活を続けていられる理由は、こうしてできるようになったプレーを一つでも多く試合の中でして、わたしが見て憧れてきたスーパースターのように、試合を見ている人を驚かせたり、楽しませたりしたいということだと思う。
2回生プレーヤー 松岡紘也