【部員ブログ】サッカーってエモい
サッカーってエモい。
ここまで12年間のサッカー人生を振り返ってそう感じた。
何がエモいってサッカーは出会いを与えてくれる。
同期のチームメイトだけでも小学校で16人、中学校で47人、高校で70人、そして大学で15人。
これで約150人。
さらに先輩や後輩、トレセンで出会った仲間、監督・コーチも含めると余裕で300人はいく。
そうして出会った人たちとサッカーを続けていくうちに再会する。
仲間だったやつが相手に、相手だったやつが仲間に。これの繰り返し。
なんかいい。
大学で出会った仲間たちは特になんか感慨深い。
それまでの20年弱の人生を全く違う場所で過ごしてきたのにサッカーをしているってだけの理由で全国各地からこの部活に集まってこんなにも多くの時間を共有している。
やっぱりサッカーってエモい。
そんなエモいサッカー人生も集大成を迎えようとしている。
思えば相当な時間をサッカーに費やしてきた。
これまでの12年間、周りの友達が遊んでいる毎週末はほとんどサッカーをしていた。
風が吹いても雨が降ってもサッカーをしていた。
中学の時は毎土日、往復20キロ以上チャリを漕いで練習に通った。
でもそんだけ時間をかけてもそこそこの結果しか出なかった。
小中高合わせて最高成績は県ベスト16。
まあスポーツなんてそんなもん。
原因は明確。
自分の努力不足。
いつだってそうだ。
キーパーの自分が最後止めれば負けることはない。
負けて初めてもっと努力すればよかったと後悔する。
それが顕著だったのが高校時代。
環境は間違いなく最高だった。
芝のサッカーグラウンドとフットサルコートが一面ずつ。
それをサッカー部がほぼ独占的に使える環境。
全国に出るような強豪とも練習試合をした。
メンバーもそれなりにうまいやつがそろっていた。
後輩にも恵まれていた。
でも試合に出れるという現状に満足していた。
そして自分たちはサッカーのためにこの学校に来たわけじゃないという部内全体の雰囲気に流されていた。
チームを引っ張ろうとする主将を支えてやれなかった。
プレーではそれなりにチームを牽引できていたかもしれないが、ピッチ外でチームを引っ張る存在にはなれなかった。
自分が何か変えようとしていれば少しは結果が変わっていたかもしれないと大学に入ってから後悔が募った。
大学でも同じ後悔をするわけにいはいかない。
そして後悔しないためにも結果を出したい。
勝ちたい。
今年も。来年も。
そして自分たちの代になる2年後も。
1部リーグの大学を倒したい。
しかしこれまでの人生のすべてをサッカーにかけ、本気でプロを目指す彼らとの差は簡単には埋まらない。
というか、残り2年半という短い時間でこの実力関係を逆転するのはほぼ不可能である。
それでも努力し続けなければならない。
現状に満足せず目の色を変えて必死こいて練習しなければならない。
ジャイアントキリングを起こす可能性を少しでも上げるために行動し続けなければならない。
そんな風に努力し続け、最終的に勝って最高の仲間と喜びを分かち合いたい。
そして2年半後、大学サッカーが終わったときに「エモかったなあ」と最高にエモい仲間たちとともに振り返って笑いたい。
2回生プレーヤー 松島昂太郎