【部員ブログ】今
経済学部4回生の横山です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は就職活動の真っ最中です。慣れないWeb面接をこなし、掲示板の情報に心を乱されながら、企業から合否の連絡を待つ、悶々とした日々を過ごしています。部員ブログの執筆依頼を受けたのですが、就職活動に頭が一杯で一向にアイデアが浮かびません。そこで就職活動の一環として、自己分析を兼ねた自分自身についてのブログを書いてみることにしました。つまらない自分語りになりますが、読んでいただけると幸いです。
私の人生は先の人生のためにあった。中学時代は良い高校に進学するために、高校時代は良い大学に進学するために過ごした。大学生になった今も、良い社会人になるために資格の勉強に励んでいる。表面上は先を見据えた行動に見えるかもしれないが、実際は先を恐れているだけである。私は将来への不安を原動力に生きる臆病者なのだ。
そんな私が唯一、現在の充実を原動力としてきたもの、それがサッカーである。サッカーで生計を立てることが現実的でない私にとって、サッカーは将来のためになるものではなかった。中学、高校時代、将来のことを考えるならば受験勉強に専念すべきだった。それでもサッカーから離れることはなかった。大学に入学してからも、留学、ゼミ、インターン、やるべきことはたくさんあったはずだ。それでも4年間をサッカーに捧げることに迷いはなかった。サッカーが与えてくれる充実は将来への不安を打ち消す程に魅力的だった。私にとってサッカーは他でもない「今」を生きることだったのだ。
サッカー人生も残すところ1年を切った。サッカーのない人生はどんな人生だろうか。今を見失い、見えない未来に怯える、そんな退屈な人生なのだろうか。不安は募るが、そんなことを考えていても仕方がない。今は目の前のことに全力を尽くそう。大好きなサッカーに笑顔でお別れが言えるように。
4回生プレーヤー 横山舜