受験生応援ブログ第三弾〜努力は実る〜
藤田健吾
新4回生
工学部物理工学科
浪人
Q.センターリサーチの結果は?(現役/浪人のとき)
B判定
Q.前期試験にはどのように臨みましたか?(対策、メンタル、テンション)(現役/浪人のとき)
とにかく過去問をやって対策をしました。浪人のときは1年間めちゃくちゃ勉強したので、これで落ちたら仕方がないと思って本番に臨みました。
Q.現役時代の敗因は何だったと思いますか?
とにかく勉強不足でしたね。高3の11月まで部活をやっていたんですけど、それまではほとんど勉強をしていませんでした。部活を引退した後も1日3,4時間くらいしか勉強しませんでした。現役のときは九州大学を受けたんですけど、見事に落ちましたね。確か100点くらい足りなかったです笑
Q.受験期のエピソードなにか教えてください。(楽しかったことなど)
浪人のときに日本一厳しいと言われている北◯州予備校(通称:北予備)の男子寮に入りました。大変厳しい寮なので、合格して退寮することが「脱北」と言われていました。
寮では100人ほどの男が共同生活を送っていました。今思うととても狂った生活をしていたと思います。
朝7:00に寮長に「7時です。起きてください。」というばかでかい音量の寮内放送で叩き起こされ、朝御飯を食べたらすぐ予備校に向かいます。
予備校で授業を受けたあとは寮の門限が18:00なので一目散に寮に帰ります。寄り道している暇はありません。もし遅れたら処分されるので絶対に遅れてはならないのです。
寮に帰ったら晩御飯を食べ、お風呂に入り、19:30くらいから寮生みんなで集まって3時間ほど自習を行います。自習を行う前に、気合いを入れるために4カ条のスローガンを毎日全員で叫びます。「努力は実る!目指せ全員合格!…」などと。懐かしいです。
自習が終わったら20分後、23:30に全室消灯です。毎日寮長がちゃんと寝ているか見廻りにきます。寝ていなかったら怒られます。毎日そんな生活を繰り返すわけです。
娯楽などというものはもちろんありません。テレビはありません。マンガもありませんが、赤本ならいっぱいありました。携帯も基本的に禁止、そのかわりに寮には3台もの公衆電話が設置されていました。唯一外の情報を知れるのが新聞でした。毎朝少し早起きして新聞を読むのが僕の日課でした。スポーツ欄でJリーグやプロ野球の結果を知るのが楽しみでした。
100人もの人が集まれば色んな人がいるものです。女子寮に向かって叫ぶ者。なぜか全身の毛を剃る者。ベランダでダンスを踊る者。寮から脱走しようとする者。寮長に参考書と偽ってエロ本を持ち込む者。このエロ本を巡って揉めることがよくありました。悪いやつが借りパクしようとしてケンカになることもありました。一番揉めたのが、他人に貸していたエロ本が寮長に見つかって没収されたときでした。借りていた人に弁償するしないの問題だけでなく、何人もの人が楽しんでいた本だったので、寮長に見つかった人の責任は非常に大きく、みんなそいつに冷たい目線を浴びせていました。
そんな感じの厳しく、世間からみたら狂った環境でしたが、基本的に勉強以外やることがないので、とても集中して勉学に励むことができました。大変貴重な経験をすることができましたし、無事に脱北することができたので良かったです。
Q.受験生に応援メッセージをお願いします!
努力は実ります。本番ではリラックスして自分の実力を発揮することが大切です。全員合格目指して頑張ってください。
北予備寮生の人たちには特に合格して欲しいのですが、彼らはスマホが使えないのでこの声は届きませんね。残念です。