【部員ブログ】僕にとってのサッカー部
部員ブログが2回生からだと知って少し安心していたあの時から早くも一年が経ち、自分達の番が回ってきた。どこかで耳にした20歳までと20歳からの体感時間は同じであるという説を思い出すほど時間が経つのが早い。
性格柄自分からブログを書くことなんてないと思うのでこの機会を活かして、京大サッカー部で一年半過ごした今の僕が思っていることを綴れたらなと思う。
「週6でサッカーやってるの!?すごいね〜」
バイト先の人たちや美容室などで何度となく言われた言葉である。
人生の夏休みとも呼ばれることもある大学で、週6で暑い日も寒い日もグラウンドに向かい、ボールを蹴っている。怪我をしてサッカーができない時も、来る復帰の日のために筋トレ、体幹などのトレーニングをする。
ほとんどの人たちが部活に入る高校とは違い、多くの人がサークルに入り、適度に今までやってきたことを続けたり、新たなものにチャレンジしたりする中で、週6で部活をやっていることは一般的に見ればすごい、いや、すごいと言うよりはよくわからないと思えるのかもしれない。
実際、オフも多くはなく、ふとスケジュールから2連オフなどを見つけると「熱い!熱い!」と喜び合うほどである。
ではなんでそこまでしてサッカーをするのかということになる。
第一はありきたりではあるが「楽しいから」である。
ピッチ内で仲間とイメージを共有できて相手を崩せた時、絶妙なスルーパスが出せた時、ドリブルがうまく行った時、点を決めた時、もちろん他にも色々あるが、これらの瞬間の興奮を知ってしまうともう抜け出せない。
第二は強敵やライバルに勝った時の感動は何にも代え難いものだからである。
これは僕がサークルではなく部活を選んだ理由の一つでもある。今までのサッカー人生を振り返るとそういう試合はすぐに思い出せる。中学の頃には嬉しくてチームの半分ほどが涙を流すような激闘もあった。大学に入ってからも今季初戦の公立大に勝った時の嬉しさや芦屋大学に負けた時に死ぬほど悔しかったのを覚えている。チームメイトと共に喜び、悔しがり、泣き、笑う、このような体験ができることも僕が部活を続ける一つの理由である。
最近、2回生の間で「幸高(さちたか)」という言葉が流行っている。そのままの意味で幸が高いということである。ついこの間帰省した時は癖で出てしまったこの幸高とちょっと移った関西弁をバカにされた。
この言葉を借りると、今の自分にとって京大サッカー部はとても幸高である。このような恵まれた環境に感謝しながら個としてもチームとしても上を目指して日々の練習に取り組んでいきたいと思う。
目指せ!日本一!
2回生プレーヤー 井ノ上真斗