【KIU BLOG】成長は「楽しむ」から
僕はずっと何もかもを楽しんでいる。何か生活していてトラブルなどがあってもイラついたりとか怒ったりなどは基本的にしないし、他人に負の感情を抱くこともない人間である。言うなればとてもポジティブな考え方ができる、頭の中お花畑人間だ。
サッカーに対してももちろんである。少しみんなと違うのかもしれないなと思う部分は、僕は本当に楽しんでしかいないということだ。筋トレやラントレなどのきついトレーニングも「勝つために」というよりは「楽しいから」やっている、という意味合いが強い。そのため昔から試合中に笑顔だったりもするので、真剣にやれと怒られてしまうこともあった。僕なりの真剣だし、集中もしているということだけ伝えておきたい。
今の僕のメンタリティはこのような感じだが、そんな僕を作ってくれたのもサッカーだ。中学一年生の僕はサッカーが嫌いだった。割と県内で強い方のチームにいて味方も敵もすごく上手い中ビルドアップをしまくるチームだった。当時の僕はパントキックを飛ばすしか能がなく、ロングキックに至ってはバックラインに引っ掛けるような単なる足手纏いだった。そんなプレイヤーが味方から信用されるわけもなくずっとBでやっていた。小学校から共に上がってきた仲間たちはみんなAチームだったのもあって劣等感も感じていた。そんな状態で嫌々練習をやり、塾に行くと言い週三日ある練習に1日しか行かずという状態で上手くなるはずもなく一年が過ぎた。
二年生に上がるタイミングでAのキーパーがチームを辞めた。チームにキーパーが僕だけになった。Aの試合に出ることがめちゃくちゃ嫌だった。なんでまた失敗しまくって怒られまくらなきゃいけないんだって嘆いたし、チームを辞めることだって考えた。ただそんな勇気もなく漠然と続けていた。そんな責任を負うようになってしまったからには本気でやるしかない。そう思い練習に真剣に向き合おうとした。この時に今の僕の基になる考えが生まれた。
「どうせやるなら“楽しく”やった方がいいのではないか」
そんな考えを胸に強引に楽しんで真剣にやってみる。するとどんどん上手くなっていった。自信も生まれていった。考えなくても楽しめる余裕が生まれていった。今までには考えられないほどサッカーが好きになっていった。こうして今の自分がいる。
大学入ってサッカー部に入るも、まだまだ下手くそで迷惑かけまくっている自分。そんな自分と向き合いつつ成長をも楽しんで、自分を楽しませてくれるサッカーに四年間全力で向き合いたい。
一回生プレイヤー 竹本創一朗