【部員ブログ】青春にサヨナラを
チーム全員で力を合わせて、全力以上の力を出し切って、自分たちより実力が上の相手に勝つ。
その喜びは何ものにも代え難い。
その喜びを目指して全力でサッカーに取り組むことこそが、僕の人生における『青春』だ。
大学1年生、僕は『青春』を手放した。幼稚園からボールを蹴りはじめ、小中高とクラブチームや部活動でサッカーを続けてきた僕だったが、大学生になって入ったのは、サークルだった。
こんなことを言ったら失礼に当たるかもしれないが、全力でサッカーをすることをやめたのだ。
楽しい日々だった。バイトして、遊んで、たまにサッカーして。いろんな人と知り合って、中には親友と呼べるような人もできて。
でも何か物足りなかった。
あの喜びをもう一度味わいたい。
そんな心のモヤモヤを抱えながら日々を過ごしていた。まさに『青春病』にかかっていた。
※『青春病』とは、歌手:藤井風の曲のタイトルに使われている造語である。
時間がある人は一度聴いてみてください。
Fujii Kaze – Seishun Sick (Official Video)
この青春病という楽曲では、若い頃に抱いていたやりきれない夢、目標に対して、年月が経って大人になっても諦めきれず、いつまでも縋りついてしまう人を『青春病』と表現し、そんな青春を断ち切ることを肯定している。
僕は一度やりきれない思いを抱えたまま、青春を「手放して」しまった。
その結果、モヤモヤした思いを抱えたまま、やりたいことも見つけられず日々を消費してしまった。
しかし京大サッカー部に入ることで、幸いにももう一度全力で青春し、青春を「断ち切る」チャンスも得られた。
大人になってドドメ色の青春に縋ることがないように、大学サッカーを終える時にこの青春を断ち切って「サヨナラを告げれる」ように、今この「青春」に全力を尽くそうと思う。
P.S.
総じて1番言いたかったのは、藤井風最高なんで是非聴いてみてください、ということです。
2回生プレーヤー 谷悠真