【部員ブログ】京大サッカー部での日常
学校や研究室から出たら、練習前に数人で集まってサニトレとかいう不思議な動きのトレーニングをして、グラウンドへ向かって、1時間半ほどのチーム練習に取り組む。
終わったらクールダウンや各自のフィジカルトレーニングなど少しの自主練をして、夕飯を食べて寝る。
(詳しくは田中雄大#1の日常動画へ)
毎日これの繰り返し。
こんな大学生活を送っている人は少数派だろう。世の人が思う京大生のイメージとはかけ離れているのではないかと思う。
そうやって毎日全力でサッカー部の活動に取り組んでいるが、そこには多くの問題が表れる。
チームがリーグで勝ち点を落とすこと、誰かが怪我をしたり、調子を落としたり、勉強と両立ができなくて悩んだりすること、退部する決断をする人がいること。
今後シーズンが進むにつれて、試合の結果にも、内部の人間関係にも色々あるだろう。
それぞれ立場が違うから、ぶつかることもあるかもしれない。
とことんぶつかっていいのだろう。
全員が対等にぶつかれるのが部活のいいところだ。京大サッカー部は特に、全員が意見できる環境であると思う。
これからもシーズン中は色々な悩みや思いが生まれるに違いない。
チームが勝てないときに最も悩むのは首脳陣やミスをした人だろう。
チームが勝てていても、試合に出れないメンバーは悩むだろう。
京大生は不器用だと思う。
考えすぎで、コミュニケーションがそんなにうまくなくて、抱え込んだり悩んだりする。
そんな皆の思いも置かれる状況も違うが、やることはいつも同じだ。
毎日一緒に全力で練習して、帰って寝る。
チームのためにはいくらでもぶつかっていい。悩んだら誰かに話した方がいいだろう。
そしてどんな状況であれ、試合に向かってまとまって絶対に勝つ。
どんなチームもやっていることだ。
しかし、京大という場所で、こんな日常を共に過ごせる仲間はかけがえのない存在だ。
自分にとってこんなに熱中できるものを毎日一緒にやる仲間が約60人もいる。本当に貴重なことだと思う。
もう22歳や23歳にもなって、堅い上下関係も利害関係も無くぶつかり合える。プロと違って生活もかかっていないのに。
こんな関係はこの先無いかもしれない。
京大サッカー部での4年を終えて、引退したら皆、貴重な友人になるんだろうなあと今から思っている。
たぶん引退後に会うとき皆の顔は別人のように緩んでいると思う。
だから今は全力でぶつかって一緒に闘おう。
目標を共有して一緒に頑張れる仲間がいることを幸せに思っている。
今シーズン最後まで、今日も明日も、頑張ろう。
最後に、遠くで支えてくれている家族を始め、関わってくれた人たちへの感謝が尽きません。
本当にありがとうございます。
最後まで頑張りますのでどうか見守っていてもらいたいです。
いつも冗長な文章になってしまうので、初めてわかりやすいことを書いてみたつもりです。
知的なブログは他のみんなに任せます。
4回生プレーヤー 有澤善也