【部員ブログ】サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする
こんにちは。2回生プレーヤーの八軒和輝です。
出身は滋賀県の守山高校です。京大に通う多くの人が、滋賀の高校は「膳所か、膳所以外か」という印象でいるのが悔しいです。ローランドかよ。
学部学科は工学部物理工学科です。
大のNissyファンで、選んだ背番号が24です。
趣味は、レディーファーストです。
ここ最近で1番怒られた出来事は、ユニクロでバイトをしていた時、営業時間中に間違えて売り場の照明を全て消したことです。照明と一緒に自分も消されそうな勢いでした。
さて、京大サッカー部の部員としてブログを書く貴重な機会なので、自分のサッカーの話をします。
小学校低学年でサッカーを始め、途中何度かサッカーを離れた時期もあったが、今もこの京大サッカー部でサッカーをしている。
自分はこれまでのサッカー人生の中で、おそらくサッカーをしていて心から楽しんだり笑ったりしたことは一度もない。
小学校の時から、プレッシャーに弱く、大事な大会前はいつも調子を崩した。
中学時代は、成長していくライバル達への劣等感しかなかった。
そして、高校時代は、怪我の多さや体の線の細さに苦しみ続けた。
自分はこれまで、自分への不甲斐なさとライバルたちへの劣等感の中でサッカーをしてきた。辛いことの方がほとんどだった。
それでも、今日までサッカーをやってきて良かったと心から思う。
京大サッカー部に入ってから、自分はなぜサッカーをしてきたのかをよく考えるようになった。プロになったり全国で活躍したりできたわけでもなかったのになぜか。
答えには辿り着いていないが、1つ分かるのは、自分はとても恵まれた環境でサッカーをしてきたということだ。
上手くいかずに辛いことの方が多かったが、沢山の人に救われた。心から尊敬できる仲間にも沢山出会ったし、いつまでも大切にしたいと思える仲間にも沢山出会った。
同じ空間で同じ目標に向かって、彼らとサッカーをできたことは、自分にとっては何より大切なことだったのではないかと思う。本当に幸せな時間だった。
もしかしたらこれこそが自分がサッカーをしてきた理由なのかもしれない。
今、また怪我の状態が悪く、自分はもう長い間サッカーができるわけではない。
「勝ちたい」「活躍したい」という気持ちのままに何でも追い求めることができるという状態でないのは悔しいが、それでも最後に叶えたい目標がある。
「サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にするスポーツだ。」
自分が大切にしている言葉だ。サッカーの上手さが全てではない。もっと言えば、学歴が全てでもない。
本当に大事なのは、その人の「人間性」だ。
仲間とともに何かに打ち込む中で、人として何かを感じて、人間性を磨くことが何より大切だ。サッカーを通して、大切な仲間、指導者、家族に教えてもらったことだ。
まだまだ自分には、甘い部分や未熟な部分が沢山ある。この大学サッカーを通じて、様々なことを感じ取り、サッカープレーヤーとしてだけでなく、1人の人間として、大人に、そして、紳士な人間へと成長したい。
そして、自分の意思でサッカー人生に区切りをつける決断をした時、心の底から「サッカー楽しかったな」と笑っていたい。
これが自分のサッカー人生における最後の目標だ。
2回生プレーヤー 八軒和輝